こむら返り

いつもありがとうございます。

京都/城陽の猫背矯正の専門家のいる治療院、中村鍼灸接骨院です。

最近、朝晩が冷え込むようになってきて、こむら返りを訴える方が増えてきました。

なので、今回は「こむら返り」についてお話しします。

 

 

こむら返りとは?

こむら返りとはふくらはぎに起こる筋痙攣の総称で、かんたんに言うと「足がつる」って事ですw
下腿三頭筋の中でもとくに腓腹筋に多く起こります。
昔の言葉で「ふくらはぎ」という意味のこむらがひっくり返ったと感じるほど痛いことから名付けられたと言われています。
ちなみに関西では「こむら」が転訛し「こぶらがえり」と発音しますw

自分の意思とは関係無く、痛みを伴うほど筋肉が収縮してしまうのが特徴です

 

 

こむら返りの原因は?

実は、こむら返りの原因はいろいろあります。
その中でも多いものを説明していきます。

1.水分不足

中村鍼灸接骨院のブログをよく見て下さっている方たちは、もうピンと来ているかも知れませんねw
今まで何度も水分摂取の重要性をお話ししましたが、こむら返りもやはり水分は大きく関係します。
以前にも、身体の水分が減ると筋繊維が省エネモードになり収縮した状態で動かなくなります。
この省エネモードの筋繊維が増えると、その筋肉の全体に収縮が起こりやすくなり、こむら返りが起こります。

2.筋肉の疲労

普段あまり運動できていない人や、今まであまり運動をしてこなかった人が急に運動をした時や、
仕事で長時間ずっと立ちっぱなしでいたり、長時間歩いていたり、ご自身の筋力以上の負担がかかると、
筋肉が正常に動くためのエネルギー供給が追いつかず、足がつりやすくなります。

 

3.ミネラルや栄養素の不足

カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラル不足などの電解質異常が原因で、こむら返りが起きることもあります。
普段からカルシウムやマグネシウムなどが豊富に含まれる食べ物を、意識的に摂取するようにしましょう。
カルシウムやカリウムは、わかめ・こんぶなどの海藻類に多く含まれています。
特にひじきはカルシウム・マグネシウム・カリウムの三種類の栄養素を含んで、かつ含有量が多いのでオススメですよ。
またこれらのミネラルの吸収を吸収を促進させるビタミンB1またはビタミンDも摂取しておきましょう。

 

4.姿勢の不良

姿勢が悪くなると、骨での支持がしにくくなり筋肉の負担が増大します。
筋肉の負担が増大すると、その分エネルギーを消費するため、
筋肉が正常に動くためのエネルギー供給が追いつかず、
省エネモードのコリの状態になり足がつりやすくなります。

 

5.酸素不足

酸素は人間が生命活動を維持するために不可欠なものです。
それは人間のエネルギーは取り込んだ栄養素を酸素で燃焼させることで作っているからです。
しかし、現代人は姿勢が悪くなり呼吸が浅くなっていたり、水分不足で酸素を取り込む量が減っていたりで
体内の酸素量が減ってしまっているのが現状です。
その為、エネルギー供給が追いつかず、足がつりやすくなります。

 

6.冷え

冬場になると、足がつりやすくなることがあります。これは、足の冷えによる血行不良が影響しています。
足が冷えて血行不良になると、酸素やミネラルなどが全身に行き届きづらくなり、筋肉が収縮しやすくなります。
その為、筋肉がこわばり足がつりやすくなります。
夏の冷房による冷えも同様です。

 

7.妊娠

妊娠中の方はお腹が大きくなってくる中期から後期にかけて、こむら返りに悩まされる方が非常に多いです。
これは、体重が増え足への負担が増加している事と、お腹が大きくなり足の血管を圧迫し血流が悪くなっっていること、
出産に向けて骨盤や股関節がゆるむことでふくらはぎの筋肉の負担が増えること、
また、胎児に栄養が取られるため母体側のミネラルなどの栄養が不足がちになることが影響しています。

 

8.疾患

こむら返りの原因が病気という場合もあります。
糖尿病などの肝臓疾患、腎臓疾患、人工透析、甲状腺機能低下症、筋萎縮症をきたす疾患、
下肢の静脈瘤、腰部椎間板ヘルニアなどの脊髄神経圧迫をきたす疾患、動脈硬化などでもこむら返りを起こすことが分かっています。
特に日常生活中に連日こむら返りを繰返すようなことがあれば、念のため専門医に相談してみて下さい。

 

こむら返りが起きた場合の対処法は?

こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が異常に収縮することで起こります。
筋肉には「収縮」と「弛緩」という能力しか無く、そのままでは「伸びる」ことがありません。
異常収縮した筋肉を伸ばすことで、正常な状態に戻しましょう。

ただし、伸ばしてもまたすぐこむら返りが起こる場合や、こむら返りがおさまっても痛みや違和感が残る場合は、
すぐに、お近くの接骨院や専門医にご相談下さい。

 

伸ばし方の手順

1.座った状態または寝た状態で、こむら返りの起こった側の膝を曲げ、足首を立て、手でつま先もしくは足の裏を持つ。

2.足首の角度をキープしたまま、曲げていた膝をゆっくり伸ばす。

3.伸ばした状態で30秒ほどキープする。(このときに呼吸は止めないように!)

4.30秒ほど伸ばしたら、ゆっくり元の状態に戻していく。

手順2~3を、こむら返りがおさまるまで、何回かくり返す。

 

 

身体が硬かったり、妊娠などで上記の方法が出来ない場合は、手順1を足裏にタオルなどを引っかけて行って下さい。

もし、酸素オイルをお持ちであれば、伸ばした後に酸素オイルを使用してふくらはぎをマッサージすれば、かなり効果的ですよ♪

 

まとめ

  • こむら返りとは、ふくらはぎの筋ケイレンのこと。
  • こむら返りの原因は「水分ミネラル酸素の不足」や「姿勢不良冷え疲労妊娠疾患」などがある。
  • こむら返りが起こった場合は、ゆっくり伸ばすことが重要。

 

起こると痛いこむら返り・・・
出来れば、起こらないで欲しいですよね?
その為には、普段からの身体へのお手入れ・メンテナンスは欠かせません。

普段から「しっかり水分を摂ること!」これは、やる気さえあれば誰でもできる身体のメンテナンスです。
(水分の摂取の仕方は身体の水分が減ると・・・?をご覧下さい。)
また、中村鍼灸接骨院では
簡単に身体(省エネモードの筋肉)に酸素を取り込む事が出来る、酸素オイル「O2クラフト」を取り扱っております。
姿勢不良の方には「猫背矯正」がオススメです!

姿勢や疲れやすくてお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です