天気痛

いつもありがとうございます。

京都/城陽の猫背矯正の専門家のいる治療院、中村鍼灸接骨院です。

6月になり梅雨入りしましたね。
雨になると頭痛や関節が痛くなったりしたことありませんか?

今回は「天気痛」についてお話しします。

天気痛とは?

天気痛とは、雨や台風が近くなると頭痛が起こったり、古傷が痛くなったりなど、
もともと持っていた慢性の症状が、天気の変化で顕著になる状態のことです。
天気痛のタイミングは人によって異なり、天気が下り坂になると痛む人もいれば、
雨の最中に痛む人や、天気が回復に向かうと痛む人もいます。
また天気痛に悩む人は、日本では約1000万人にのぼると推定されています。

 

天気痛と自律神経

最近TVや雑誌などでも取り上げられ、耳にする機会が増えてきた天気痛ですが、
天気と体調に深い関係があることは昔から言われていました。
しかし、ゲリラ豪雨などの極端な気象が目立つようになり、天気痛に悩む人は増加傾向にあるようです。

天気痛の主な原因は、気圧・温度・湿度の変化で、1日の間に10度以上温度が変化したり、
気圧が前の日と比べて10ヘクトパスカル以上変化したりするなど変化が急で大きいほど症状が強くなります

気圧が変化すると、人間の体はストレスを感じるため、それに抵抗しようとして自律神経が働きます。
自律神経系には、交感神経と副交感神経があり、交感神経は血管を収縮させ、心拍数を上げて体を興奮させる働きがあります。
一方、副交感神経は血管を広げて体をリラックスさせる働きがあります。
この交感神経と副交感神経の調整がうまくいかなくなった時に、さまざまな体調不良の原因となってしまうのです。

 

天気痛の原因

①三半規管

耳の奥にある平衡感覚をつかさどる器官である三半規管はチューブ状の3つの管(半規管)から成り立ち、
この管が90度ずつ傾いていることで、自分の体がどの方向に傾いているのかがわかります。
人がまっすぐ立ったり、倒れずにまっすぐ歩けるのは、三半規管が正常にはたらいているからなのです。

気圧の変化により自律神経が乱れて交感神経ばかりが活性化してしまうと、三半規管へ送られるべき血液の量が足りなくなり、
三半規管が酸欠になることで、三半規管の機能が低下し、めまいや頭痛の原因となります。

一般的に乗り物酔いをしやすい方は三半規管が弱く天気痛を起こしやすいと言われています。

 

②姿勢

姿勢が悪くなり猫背になると、前を見るために顎を上げるように首を伸展させる姿勢になります。
この姿勢は、頭蓋骨と首の骨の境目が詰まるように曲げる為、自律神経に負担をかけるほか、
脳髄液の循環を悪くすると言われています。

脳脊髄液は非常に重要なものなので、脳と脊髄を包んでおり、流れが悪くなると脳の機能低下を起こし、
頭痛・めまい・集中力の低下・物忘れ・眼精疲労など様々な症状を引き起こすと言われています。

また、猫背は重たい頭を前に突き出すため、頭を支える首肩に負担がかかり肩こりになりやすく、
肩こりは筋肉が常に緊張している状態で自律神経の交感神経が活発に働く為、うまくリラックスができず、
結果として三半規管の異常にもつながります。

さらに、猫背になると通常では骨で支えている身体が、歪みのため骨で支えられなくなり、
筋肉の負担が増加します。
すると、筋肉は酸欠になり、硬くなってしまい関節にも負担がかかります。
姿勢の歪みで負担のかかっている関節に、外気圧の変化による関節内圧の変化が加わり、
古傷が疼くなどの天気痛につながるのです。

 

天気痛の症状を改善するには?

つらい天気痛の症状を改善したい・・・
しかし当たり前のことですが、気圧や気温・湿度などの変化を止めることは出来ません。
ではどのようにして、天気痛の症状を改善するのか?

それは、先程の天気痛の原因を改善するしかありません。

①三半規管の血流を良くする

耳の周りの血流が悪くなると内耳のリンパ液も滞ってしまい、
めまいや頭痛などの症状を引き起こしてしまいます。
三半規管への血流を良くするためには、日頃から耳のマッサージをするのお勧めです。

マッサージのやり方
  1. 耳を軽くつまみ、上・下・横に5秒ずつ引っ張る
  2. そのまま軽く引っ張りながら、前後にゆっくり5回ずつまわす
  3. 耳全体を掌で覆って、ゆっくり円を描くように後ろに向かって5回まわす
    ※朝・昼・晩の1日3回行うのが目安

この運動は乗り物酔いをする方にも効果的ですよ。

②姿勢を良くする

姿勢が悪くなると、骨での支持がしにくくなり筋肉の負担が増大します。
筋肉の負担が増大すると、その分エネルギーを多く消費するため、
筋肉が正常に動くためのエネルギー供給が追いつかず、
筋肉が省エネモードのコリの状態になります。

姿勢を改善することで、首肩の筋肉や、関節周りの筋肉の負担を軽減し、
天気痛の症状が軽減すると言われています。

③酸素オイル

天気痛の症状を軽減するために、首肩の筋肉の緊張を弛める事が非常に重要だと言われています。
それは頸には自律神経などの治癒能力に関わる重要な器官が存在するのと、
首肩の筋肉が緊張していると、脳へ「酸素を運ぶ」血液の供給が阻害されてしまう為です。
しかし、首肩の筋肉も酸素不足でなかなか弛まない・・・
そんな時に、当院で取り扱っている「酸素オイルO2クラフト」が有効です。
このオイルは塗り込むだけで酸素の力で筋肉が弛緩し、神経の働きを正常化しやすくしてくれます。

④水分摂取

いつもこのブログを読んで下さっている方は、「またかw」と思われるかも知れませんが、今回も水分ですw

人間の身体の6割は水分で、この6割の水分をキープすることが健康をキープする重要なキーポイントです。
水分が減ると酸素を運ぶ血液や間質液が減少し身体の酸欠が進みます。
すると筋肉は硬くなり、神経の働きも悪くなり、身体に悪いことづくしに・・・
結果、天気痛などの不調につながってしまいます。
そうならないためにも、1日に必要な水分量の「体重×40ml」の水分摂取を心がけて下さい。

 

まとめ

  • 天気痛とは、もともと持っていた慢性の症状が、天気の変化で顕著になる状態
  • 天気痛は、気圧・温度・湿度の変化によるもの
  • 天気痛になる原因は姿勢不良と三半規管の機能低下

web予約はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です