水太り

いつもありがとうございます。

京都/城陽の猫背矯正の専門家のいる治療院、中村鍼灸接骨院です。

前回の水分摂取読んで頂いた方や、普段施術中に水分のお話をすると

そんなに水飲んだら「水太り」になる・・・

と言う反論を頂きますw

本当に水だけで太るのでしょうか?

ということで、今回は「水太り」についてお話ししますね!

 

水太りとは・・・?

通常、水にはエネルギーが無いため、それだけで太るとは考えられません。
もちろん、水にも重量はあるので、
環境によって多少の差はありますが、水を500ml飲めば体重は500g増加はします。
しかし、それは太るという事にはなりません。

先程も言った通り、水にはエネルギーがありません。
ですので、食べ物やジュースなどと違い、代謝機能が正常な人は
基本的には取り過ぎた不要な水は体外に排出されます。

では、「水太り」とは何でしょう?

辞書で調べると、「身体がしまりなく太っていること」とあります。(三省堂 大辞林参照)

???
ちょっw
水、関係無くない???笑
って思ってしまいますよね!www

ただ、一般的な意味では少し違い、
「水太り」は代謝が悪くなり、「むくんだ」状態を意味します。

立ち仕事やデスクワークなど、一日中同じ体勢で仕事をしている人や、
慢性的に運動不足の人はリンパ管の働きが鈍くなりがちです。
リンパ管は、毛細血管からしみ出した体に必要な組織液をリンパ液として回収し、
ふたたび静脈に戻す役目をしています。
このリンパ管の働きが鈍いと、組織液が回収されずに細胞内にたまりむくみが生じ、
それが慢性化することで「水太り」になるのです。

 

むくみの原因は?

一日仕事した後に足がむくんでいたり、お酒を飲んだ翌朝に顔がむくむ
なんて経験をしたことありませんか?

じつは、むくみには大きく分けて2種類あり、
手足や顔が一時的にむくんでも翌日には解消するような「生理的なむくみ」と、
感染症や心疾患、腎疾患、内分泌性疾患、ホルモンバランスの乱れ、肝硬変など「病気が原因のもの」に分けられます。

後者の病気が原因の場合は、通常のむくみより強く症状が出たり長引くことが多いので
そのような時はすぐに専門医にご相談下さい。

前者の生理的なむくみは、
細胞の新陳代謝が悪く、汗や尿として排出されるべき余分な水分が体に溜まり起こる場合と、
水分摂取が足らず、身体が水分をため込もうとして起こる場合があります。

「むくみ」の原因は、水の飲みすぎが原因だと思う方も多いかもしれませんが、
実際はただ水をたくさん飲んだことだけが原因で「むくみ」になることは考えにくいといわれています。
きちんと排出さえできていれば、ただ水を飲んだことが「むくみ」の直接的な原因になることはないということです。
むしろ、塩分を取り過ぎたり、アルコールを飲み過ぎ、身体の水分が減ってしまった時や、
単純に水分摂取が少ないときに起こりやすいのです。

また、以前お話ししましたが、身体の水分が減ると筋肉が省エネモードになり硬くなってしまうので、
代謝が悪くなりリンパの流れや血行が悪くなり「むくみ」の原因になります。

 

水分の飲み過ぎも危険!?

さっきはたくさん飲んだだけでは「むくみ」にならないって言ってたのに!
と思われた方もおられるかも知れませんが、
何でも限度があり、腎臓の排出機能を超える水分補給を長時間続けると、
水中毒になる危険性が出てきます!

通常、腎臓は1分に16mlを排水出来ると言われています。
運動時や真夏の屋外など、汗や呼吸での排水されやすい環境などで変わるので一概には言えませんが、
屋内で安静時に、1時間に1L以上の水を長時間飲み続けると腎臓の機能をオーバーしてしまい、
身体の体液がうすまってしまい希釈性低ナトリウム血症を引き起こす危険性があります。

ですので、水分摂取の回でもお話したとおり、1度にたくさん飲むのではなく、
小まめに水分補給をすることが大切です。

 

まとめ

  • 水太りとは「むくみ」が慢性化した状態
  • 「むくみ」は病気が原因のものと、生理的なものがある
  • 水分が不足すると「むくみ」やすくなる
  • あまりにも大量に水分を取り過ぎるのも危険

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