中高年だけじゃない!? 膝の痛みに要注意!

立つ、歩く、走る…

こうした動作の要となるのが、下半身です。

その中でも膝は、日々の生活でかなりの負担がかかる部位のひとつ。

そんな膝に起きやすい痛みや不調について、ご紹介します。

1.中高年を悩ませる、変形性膝関節症

膝には、関節部分に柔らかい軟骨があります。

軟骨がクッション代わりになるので、座ったり立ち上がったりする時に、骨同士がこすれあわないしくみになっているのです。

しかし、この軟骨はいわば消耗品。

老化や肥満、外傷など、様々な原因で徐々にすり減っていってしまいます。

軟骨のすり減りが原因で起こる膝の痛みを、「変形性膝関節症」と言います。

変形性膝関節症は、ケガなどが原因になることもあり、若い人が発症することもあります。

一方で、肥満気味の50代以上の女性に多く見られ、男性も60代以上になるとその患者さんが増える傾向があります。

そのため、変形性膝関節症は、中高年の膝の痛みを代表する症状と言えるでしょう。

 変形性膝関節症の初期症状としては、膝の違和感です。

こわばりを感じたり、立ち上がりの瞬間や歩き始めるときに膝に痛みを感じるといった程度なのですが、初期のうちは少し休むなどすれば、痛みは和らぎます。

しかし、症状が中期に進むと、痛みのために正座や階段の上り下りが困難になります。

中期になると、膝関節には水がたまるようになります。

ある程度溜まると整形外科で水を抜いてもらう必要がありますが、少量のうちは水を抜かず、関節部を保護する処置をとるのが一般的です。

さらに頂上が進んで末期になると、どんな体勢でいても常に傷む状態になります。

膝も、明らかに変形が目立つようになり、膝をピンと伸ばせなくなる、あるいは痛みで歩行困難になり、日常生活にいよいよ支障をきたすようになります。

末期まで症状が進むと、人工関節の挿入手術をすすめられるケースもあります。

なお、以前は人工関節を入れると、障碍者等級が3級に認定され、障碍者手帳を取得出来ました。

これは、人工関節の術後に感染症などの合併症にかかるリスクが高かったことや、安静期間が1か月近くも必要だったため、入院中に筋力が落ちて歩行機能に支障が出てしまう人が多かったこと、また人工関節の耐用年数が当時は10~20年ほどしかなく、時期が来たら再置換手術を受ける必要があった、などの理由からです。

しかし、医療や技術が向上し、前述したようなデメリット面がだいぶ改善されてきたため、2014年からは、障がいの状態に応じて障碍者等級が4~7級への認定と改訂されました。

(等級が4~7級の場合、障碍者手帳の交付や利用可能なサービスはありません)

医療や技術は進歩し続けていますが、大切なのは変形性膝関節症にならないこと、あるいは、早めの段階で治療を始めることでしょう。

2.病院での変形性膝関節症の治療

変形性膝関節症の症状が疑われたら、一般的にはどのような治療が行われるのでしょうか。

痛みの出方や症状にもよりますが、初期の場合では運動療法を提案されます。

これは、膝が傷むことで無意識にかばうような体勢をとるようになってしまい、ますます膝の筋力が低下して症状が進んでしまうことを避けるためです。

寝た体勢や座った姿勢で行えるような、膝の曲げ伸ばしをする、太腿でボールをはさんで腿の力でボールをつぶすなどの運動を通し、筋力アップを図ります。

痛み止めの内服薬や湿布、あるいはヒアルロン酸関節内注射での治療を行う病院も数多くあります。

しかし、これらの薬の有効性はあまり高いとは言えず、再発の度に通院し、同じ薬の処方を受けるというループにはまることになりがちです。

3.接骨院では姿勢や骨盤の歪みの矯正で変形性膝関節症の治療をする

次に、接骨院での変形性膝関節症の治療方法をみてみましょう。

接骨院では、変形性膝関節症には、運動療法や手技による施術治療などを行っています。

最近では、変形性膝関節症が仙腸関節の機能障害に起因している、という説も出ています。

仙腸関節とは、背骨の下部にある仙骨、そして骨盤の左右の腸骨とが組み合わさっている関節のことで、左右にひとつずつあります。

この関節を結合する靭帯はとても強靭で、3~5ミリしか動かないと言われています。

この仙腸関節に負荷がかかり続ける、あるいは出産や、重い荷物を持ち上げる動作などで大きな負荷がかかると、なんらか機能障害を起こすことがあります。

そうすると腰痛を引き起こすだけでなく、肩や膝など、骨盤から遠い部位にも痛みを引き起こすことが知られているのです。

接骨院では、まずは患者様から症状を丁寧に聞き取り、痛みや不調の原因を追究。

たとえば仙腸関節の機能障害が原因なら、機能回復の施術を行います。

このように、その患者様の症状に最適な治療法をとるので、軽快が早いのです。

まとめ

中高年に多い、変形性膝関節症。

症状が進むと痛みで歩行困難になり、人工関節の手術をすすめられることもあります。

病院では、初期の段階では痛み止めやヒアルロン酸注射の治療が主流ですが、整骨院では、薬に頼らず痛みの根本原因を追究し、手技など、その患者様に最適な治療法をとってもらうことが期待できます。

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