自律神経と姿勢は関係ある?

よく聞く自律神経・・・
でも、自律神経がどこにあって、何をしているかって、よくわからない方が多いかと思います。
今回は、自律神経についてと、姿勢との関係について説明いたします。

自律神経って?

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っています。
交感神経は、脊髄に中枢があり、体を活動モードに切り替える神経で、心拍数や血圧を上げ、呼吸を速くする働きがあります。
一方、副交感神経は、脳幹・仙髄からのび、顔面や腹部にある内臓にはしっていて、体を休息モードに切り替える神経で、心拍数や血圧を下げ、呼吸を遅くする働きがあります。

自律神経は、体のさまざまな機能を調整しており、体温調節、消化、吸収、排泄、ホルモン分泌、免疫機能など、生命維持に欠かせない働きを担っています。

自律神経の働きが悪くなると、これらの機能がうまく働かなくなり、さまざまな不調が現れます。

自律神経のバランスが崩れる原因

自律神経のバランスが崩れる原因は、主に以下の3つです。

  • ストレス
    • 仕事や人間関係のストレス
    • 睡眠不足
    • 運動不足
  • 生活習慣の乱れ
    • 偏った食生活
    • 喫煙
    • 過度な飲酒
  • 加齢
    • 身体の水分低下
    • 酸欠

自律神経と姿勢の関係

自律神経と姿勢は、実はとても親密な切っても切れない関係なんです。
例えば、先程紹介した自律神経のバランスが崩れる原因の3つ項目はすべて姿勢が関係します。
身体にストレスを感じている時に、良い姿勢でいるのは非常に困難です。
同じく生活習慣の乱れている人で、良い姿勢ってのもあまりお見掛けしないですよね?
加齢も全てではありませんが、姿勢が悪い時点で老けて見えちゃいますよね?
実際アメリカの自己啓発セミナーなどで、精神的に落ちやすい方に胸を張るエクササイズをさせたり、生活習慣の改善に姿勢矯正を勧めることが多いそうです。

自律神経のバランスが崩れた時に現れる症状

自律神経のバランスが崩れた時に現れる症状は、人によってさまざまですが、以下のようなものが挙げられます。

  • 全身症状
    • 疲れやすい
    • 倦怠感
    • 頭痛
    • 肩こり
    • 腰痛
    • めまい
    • 不眠
    • 食欲不振
    • 便秘・下痢
    • 動悸
    • 息切れ
    • ほてり
    • 冷え
  • 精神症状
    • イライラ
    • 不安
    • 抑うつ
    • 集中力低下

自律神経のバランスを整える方法

自律神経のバランスを整えるためには、以下の方法が有効です。

  • ストレスを解消する
    • 十分な睡眠をとる
    • 適度な運動をする
    • 趣味を楽しむ
    • リラックスできる音楽を聴く
    • アロマテラピーを行う
  • 生活習慣を整える
    • 規則正しい生活を送る
    • バランスのとれた食事を摂る
    • こまめに水分摂取をする
    • 喫煙をやめる
    • 過度な飲酒を控える
    • 姿勢をよくする
  • 適度な運動をする
    • ウォーキング
    • ジョギング
    • ヨガ
    • ストレッチ

医療機関を受診するタイミング

上記のような症状が長期間続く場合や、日常生活に支障をきたす場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

特に姿勢の改善は、自分ではなかなか効果が出にくいので、早めに専門家にご相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です